Hi-STADARDのギターのKen Yokoyakaが単独名義ではじめた活動の1stアルバム「The Cost Of My Freedom」。
The Cost Of My Freedomの代表曲の1つになっているのが11曲目の「Believer」だ。
当時はバンドメンバー4名中2名が外国人という構成だった。
今でもライブ・フェスで頻繁に演奏されている曲で、Ken Yokoyamaのデビューから常に彼を代表する曲になっている。
この曲の収録されている「The Cost Of My Freedom」は、人気絶頂だったメロディックパンクバンド「Hi-STANDARD」を活動休止し、Ken Yokoyamaとしてリリースした初めての音源だった。
アルバムの1曲目は横山健の境遇を表すような「I Go Alone」からはじまる。
そしてアルバムタイトルにもなっている2曲目が「The Cost Of My Freedom」、ただこの2曲ともにMVは作成されていない。
なぜ「I Go Alone」と「The Cost Of My Freedom」ではなく、このBelieverがMVになったのだろう?
そしてなぜこの曲が、Ken Yokoyamaというバンドを象徴する代表曲になったのだろう?
BelieverのMVの頃はバンドの初期メンバーで、ギターのコリンが荒々しく演奏している姿がなつかしい。ベースの太っている外国人は、ギターボーカルのkenと仲良しだったサージ。当時のメンバーはこんな感じだ。
- Ken Yokoyama:ボーカル・ギター
- Colin Doyle:ギター
- Serge Verkhovsky:ベース
- Masatoshi “Gunn” Ishida:ドラムス・通称ガンちゃん
MVを見てもらうとわかるんですが、曲の最後にはギターのソロがあります。Believerはken yokoyamaのライブでの代表曲にもなっています。ライブやフェスでもよく演奏されていて、ギターのソロはライブになるといつもパターンが変わるから、それもファンにとっては楽しみのひとつだ。
ライブやフェスではken yokoyamaがマイクを会場に投げて、お客さんに歌い出しのサビを歌わせることもあったりする。デビューからいままで、ライブを盛り上げる愛されている曲だ。
繰り返し歌われるサビではこんなことを歌っている。
I’m a believer
Not just a dreamer
Do you think I’m strong?
Do you think I’m wrong?
おれは強く信じる男なんだ。
ただの夢みるやつなんかじゃない。
君はおれが強いと思うかい?
君はおれが間違っていると思うかい?
個人的にこのアルバムとこの曲がとても好きです。
なぜここまでデビュー当時から愛される曲だったのでしょう、また同アルバムのレビューも書いてみたいです。
少なくともサビのメッセージがシンプルで伝わりやすいのかもしれない。
Hi-STANDARDの活動が止まった理由は諸説あれど、ギターの横山健の精神病疾患だと言われています。
そんな彼が単独名義でスタートした「Ken Yokoyama」というバンド。
ハイスタ人気絶頂の中でのプレッシャーは計りしれないものだったでしょう。
そんな戦いを経験した彼が、「Believer」で「君はおれを強いと思うかい?君はおれを間違っていると思うかい?」と歌っている。
デビューから15年の月日が経ち、彼がどれだけ強い男で自分の選択を信じ続けた男かは、この「Believer」を聞いているファンが一番分かっていると思う。