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【世界的セールスの背景にあるビリーの思い】Basket Case / Green Day

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Green Day(グリーンデイ)はアメリカのロックバンド(メロディックパンクバンド)。

Green Dayのメジャーデビューアルバムである、Dookie(ドゥーキー)の7曲目に収録されているのが、「Basket Case(バスケットケース)」だ。

このDookieというアルバムは、全米で1000万以上・全世界で2000万枚のセールスを記録した伝説のアルバムだ。

90’年代のパンクロックムーブメントを代表する作品といっても過言ではない。世界一売れたパンクロックアルバムかもしれない。

ちなみにDookieはクソっていう意味で、ツアー中にあるメンバーが下痢ばかりしていてそこからつけられたらしい(笑)

Green Dayのメンバーはこんなかんじ。

  • Billie Joe Armstrong(ビリー・ジョー・アームストロング:Gt ・ Vo)
  • Mike Dirnt(マイク・ダーント:Ba・Cho)
  • Tre’ Cool(トレ・クール:Dr)

Green Dayの音楽のスタイルは、いわゆるメロコアとよばれるような、メロディックパンクだ。

そのDookieの中でも「Basket Case」はバンドを代表する曲で、日本のファンからも根強い人気がある曲だ。メロディーがとてもキャッチーな曲である。

公式にMVがYouTubeにアップされている。

MVは病院に入院しているバンドメンバーたちが、徐々に楽器を手にしはじめて演奏をはじめるというもの。

ビリーが目を見開いて歌いはじめ、そこに横たわったマイクと車椅子のトレが運ばれてくる。病人扱いで運ばれてきたマイクとトレが加わってはじめる歌い出しが印象的だ。

ギターボーカルのビリー・ジョー・アームストロングは、この曲を作成している時期にパニック障害に苦しんでいた。

その経験をもとにした曲とも言われている。MVは精神病棟を舞台にしていて、歌詞の内容についても精神病の状況を歌っているようなかんじだ。

サビの歌詞を引用するとこちらです。

Sometimes I give myself the creeps
Sometimes my mind plays tricks on me
It all keeps adding up
I think I’m cracking up
Am I just paranoid or am I just stoned?

たまに自分のことを気味悪く感じるんだ
時折おれがおれのことをだまそうとしている
そんなことがつもりつもって
精神的にいかれちまったのかな
パラノイアになっちまったのか
それともただラリってるだけなのか

当時のビリーの精神的な葛藤が歌詞にこめられています。

ポップなメロデゥーとは裏腹に、パニック障害に苦しむビリーの戦いが背景にあります。

タイトルの「Basket Case(バスケット・ケース)」は、「(不安やストレスなどで)まったく無力の人・自分をコントロールできない人」をさすスラングです。

このアルバムのタイトルも、当時のビリーの状況を表したものなんじゃないかと思えます。

世界的セールスになったアルバムの裏には、彼らにしかわからない戦いがありました。