Hawaiian6(ハワイアン6)は日本のメロディックパンクバンド。
もともとはHi-STANDARD(ハイスタ)のコピーバンドとして結成されたバンドで、Hi-STANDARD所属のPIZZA OF DEATHレコードからCDリリースもしている。
2003年にPIZZA OF DEATHレコードからリリースされた「ACROSS THE ENDING」に収録されている「MAGIC」
この曲はMVもあります。実はHawaiian6は過去に2回メンバーが変わっているんですが、この当時は初期メンバーですね。初期メンバーはこんな感じです。名前は車のパーツの名前を文字って呼んでいる時もありました。
- YUTA(Clutch):ギター・ボーカル
- TORU(Tire):ベース・コーラス
- HATANO(Diesel):ドラムス
雰囲気が2000年初期って感じがするMVです。ハイスタと同じスリーピースバンドですね。
メロディーがとてもキャッチーで、この曲とMVから人気も加速していきました。2003年8月にはスペースシャワーTVのPOWER PUSH(月間のオススメPV)に選ばれて、何回もこのMVが流されていたのを覚えています。
歴代のPOWER PUSHで数々のヒットアーティストを生み出してきましたが、Hawaiian6についても、このMVで大きく知名度を上げていったんだと思います。
そして、実はこの曲、SEKAI NO OWARI(通称セカオワ)にカバーされてるんですよ。公式のライブ映像がYouTubeにあがっています。Hawaiian6のMAGICは英語歌詞ですが、セカオワは日本語歌詞で歌詞の内容も変わっていますね。
Hawaiian6はメロディックパンクバンドですが、セカオワはポップバンドという感じ。曲の印象は変わりますが、原曲のメロディーの美しさは見事に残せているんじゃないでしょうか。歌詞はラブソングのような内容になっていますね。
なんでもセカオワがHawaiian6を尊敬していてMAGICをカバーしたとのことです。2014年10月にリリースした「Dragon Night」に収録されています。インディーズバンドのカバーソングがCDに収録されるのは珍しいですね。
カバーソングには賛否両論の意見がいわれることが多いですが、リスペクトするアーティストの楽曲に挑戦するのは勇気がいることだと思います。批判も覚悟で自分なりのスタイルで曲をカバーするアーティストはかっこいいと思います。
「原曲とカバーのどっちが好きか」っていうのは人によって変わると思いますが、原曲の良さを残しながら別の曲になっているのが聴き手としては楽しめる部分なんでしょう。
原曲の歌詞の一部抜粋です。
In this life there is nothing without some meaning
Even the scars and the lies and the regrets
Become part of your body
So you don’t worry
この人生に意味のないことなんて何もない
傷跡や嘘や後悔でさえも、きみの身体の一部になっていく
だから心配することなんてない
メロディーだけでなく歌詞もとても優しい内容ですね。ロックは何を歌ってもいいんだ、誰が歌ってもいいんだ、そんな気持ちです。
日本の伝説のメロディックパンクバンド「Hi-STANDARD(ハイスタ)」のコピーバンドからはじまったHawaiian6(ハワイアン6)
時をこえて彼らの曲がさらにカバーされていっているのは素敵なことです。