2021年5月26（日）にリリースされたken yokoyamaの7枚目のアルバム”4Wheels 9Lives”の表題にもなっている”4Wheels 9Lives”という曲を紹介します。
アルバムのタイトルの”4wheels”は直訳では4輪となり、4人構成のkenバンド自身を表している。”9lives”というのは『A cat has nine lives.（猫に九生あり）』ということわざを文字っており、不死身のバンドと自身のバンドを表現している。
4Wheels 9Livesとは？
この曲のMVは任侠映画さながらの表現作品になっており、作中の主人公が街中で出会うタトゥーをもった人々を銃で打ちまくっていくというものだ。
“4Wheels 9Lives”というアルバムの中では死生観についての歌う曲も多く、キャリアと年齢をつんできたken yokoyamaが今考える想いがつまったアルバムに思える。
ちなみにken yokoyamaは同アルバム発売と同時期になる2021年5月に、地上波の音楽番組『ミュージックステーションSP』に2度目の出演を果たしているが、その際に演奏した曲もこの”4Wheels 9Lives”だった。
【歌詞一部引用】4Wheels 9Lives / ken yokoyama
Need me no more,
Silence my words
Fine, it’s their freedom to
think what they want
No matter how many times we
die, we will rise from the dead
オレが不必要なんだろ？
オレを黙らせようとする
いいだろう、どう考えるかはあいつらの自由
でも、オレたちは何度死んでも
死の淵から戻ってくるのさ
アルバムのジャケットには4輪の車がとびかう道路が描かれている。そして道路の大きな看板には『Why is Peter Pan always flying? He never lands』と書かれている。
これがどういう意味かというと
Why is Peter Pan always flying?
なぜピーターパンはいつも飛んでるんだ。
（Because）He never lands
だって彼はネバーランドの住人だから。
といった感じだろうか。
ピーターパンの住む『ネバーランド』と『never lands（決して地面に降りない）』という表現をかけているのだ。
日本のメロディックパンクロックの重鎮とも言えるほど、長いキャリアを築き上げてきたken yokoyamaだが、不死身のバンドは今日もパンクロックという領域の中で、決して降りることなく飛び回り続けている。
